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卵巣嚢腫のうち最も発生頻度が高く、全体の半数以上を占めるのが成熟嚢胞性奇形腫です。
嚢胞の中に皮脂、毛髪、歯、軟骨を含んだ腫瘍で、大きさは普通10cm以下で、
卵巣の両側に発生することもあります。
大部分は20〜30代に発生します。
そのため妊娠中に発見されるケースが多く、その場合は妊娠初期に手術をします。
また、嚢胞内部に皮脂や毛髪を含んでいるため、X線検査で発見されることもあります。
若い人に発症した場合は良性のことが多いのですが、高齢者に発症すると悪性に変化していることがあります。
そのため、若い時期にこの腫瘍が発見された場合には、手術によって摘出するか、
定期的な検査を継続的に行う必要があります。
卵巣嚢腫は良性がほとんどですが、卵巣はお腹の中の臓器なので、
外からは正確に症状を把握しにくいものです。
成人したら定期的に検査するくらいの気持ちも大切です。
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卵巣腫瘍は、大きく分類するといわゆる卵巣嚢腫と呼ばれる嚢胞性腫瘍と、充実性腫瘍に分けられます。
ここでは充実性腫瘍について述べます。
充実性腫瘍には、腫瘍全体が充実性成分(固形成分)でしめられている腫瘍と、
腫瘍の一部が充実成分でそれ以外が液体成分でしめられているものがあります。
この腫瘍には良性のものと、悪性の卵巣がんがあるのですが、
卵巣嚢腫がほぼ良性であるのに対して、この腫瘍は悪性の比率が高まります。
良性と悪性の中間である境界悪性は、通常は摘出すれば命に関わることはありません。
しかし、ごくまれに再発することがあります。
卵巣がんは、初期であれば完治率も改善の傾向にありますが、進行すると再発率も上がり、
治療が大変になります。
卵巣がんの生命予後は依然厳しいとされ、日本でも生活様式や初期生活が欧米化して、
卵巣がんが増加しているのは事実なのです。
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